白い杖  第243号

            発行日 平成27年6月1日
            発行所 八尾視覚障がい者福祉協会

          発行人 重丸 京子

          編集人 渡辺 節子

 定期総会終る

  第六十八回定期総会は、去る五月一日(金)午前十時より

八尾市社会福祉会館で開催されました。 アドバイザーの木村氏の
司会により、阿部副会長の開会宣言、会歌合唱、会長挨拶 次に、
来賓側より八尾市長田中誠太氏の祝辞が披露され、市議会議員
吉村拓哉氏、社会福祉協議会会長加賀正一氏の順に祝辞を受け、
公務の都合により来賓の方々は退席され、続いて感謝状の贈呈に
入り、茶道教室講師森岡和子氏、原栄子氏、川添美紀子氏、
野一色節子氏、手芸教室講師早川理恵子氏、糸賀智恵美氏各氏に
感謝状と記念品が贈呈されました。次に議事に入り、正副議長
中村、須尭両氏のもとで、平成二十六年度の事業報告、会計決算
報告、二十七年度の運動方針案が会長より説明があり、
二十七年度の事業計画案、会計予算案が満場一致で承認され、
第一部が終了しました。
  午後より第二部では、新竹で懇親会に入り、和気あいあいの
うちに、相互に親交を深めあい、すべて盛大のうちに閉会
致しました。

 料理教室野外研修のお知らせ

 毎年恒例となっていますグルメの時期になり、今年は京都貴船に
行くことになりました。 新緑の木立の間を吹き渡る初夏の風を
味わい、一番の老舗である「ひろや」で足元の清流の音を
聞きながら、川床料理をご賞味していただきます。
 途中、世界遺産の社寺である上賀茂神社に立ち寄ります。
 御祭神は厄除け、電気の守り神として知られ、伊勢神宮に次ぐ
大社とされています。【日時】六月五日(金)午前八時半出発【
集合場所】社会福祉会館前【参加費】 八千円(付き添いも同じ)
【申込締切】六月一日(月)

 ギター&三味線演奏会盛大に終わる
 去る四月二十五日午後二時より八尾市文化会館
レセプションホールで、ギター&三味線演奏発表会を
開催致しました。 司会は事務局アドバイザーの木村滋さん。
一部は、池田敏子さん達のグループ「まほろば」による
コーラス合唱、続いて中井俊治さんのギター演奏と弾き語り、
田邊剛志さんのギター演奏、講師の廣澤義明、篠崎裕子さんの
ギター演奏で一部が終わり、小休憩の後、二部では、三味線教室の
人達による演奏と日本民謡の合唱、最後にギター教室の人達の
ポコ・ア・ポコの演奏が披露されました。 昨年より曲目も増え、
皆さん日頃の練習の成果を充分発揮され、アンコールの声で一層
盛り上がり、百名にも上る観客の皆さんからの拍手喝采で幕を
閉じました。発表会の様子は、FMチャオやJコムでも放送
されましたので、テープをご希望の方は事務所まで。

 女性部会・研修会のお知らせ

 平素より女性部の活動にご協力、ご参加いただきありがとう
ございます。女性部会では、各種文化教室や行事、ヘルパー利用に
関しての問題点や注意事項、来年の野外研修会の行先、その他を
話し合いたいと思います。午後からの研修会では、昨年同様
「八尾まつりや会」の皆さんによる余興で楽しいひと時を過ごして
もらいます。午前の女性部会も、午後の研修会も男性の参加を歓迎
します。【日時】六月十二日(金) 女性部会 午前十時〜十二時
 研修会 午後一時〜三時 【場所】女性部会 福祉会館一階
会議室 研修会 三階老人福祉センター 女性部会と研修会の両方に参加される方には昼食を用意致します。 
【申込締切】六月五日(金)

 白杖について

 視覚障がい者にとって、白杖は「失われた体の一部や機能を
補充する補装具であり、目の代わりとして、体の一部である」にも
かかわらず、市民の認識不足で全国いたるところで凶器扱いに
されたりしてトラブルが発生しております。
 トラブル一 鹿児島県の議会の傍聴で、傍聴が終わるまで
白杖を預かると云われた。
 トラブル二 愛知県の議会で、傍聴中は折りたたみの白杖は
カバンの中へ、直杖は預かると云われ、危険物を携帯している者と
して記載された。
 筑波技術大教授は「補装具である白杖を取り上げる事は、体の
一部を取り上げることと同じ。突発的な災害時に、避難することも
難しくなる。」と指摘。 日盲連副会長も、杖という文言が規則に
あること、白杖が杖に当たることがおかしい。補装具を危険物と
して投げられると危ないというのは、義足を付けている人に外して
傍聴してと云っているようなもの、と述べている。
 DPI日本会議等は三月、障がい者の議会傍聴を制限する規則を、障害者差別解消法に照らして見直すよう求める要望書を、衆参両院議長等に提出、運用上、携帯を認めてはいるが、規則上は禁止出来る例についても検証の必要性を指摘している。
 この要望を受けた衆院と参院でも、白杖の扱いは異なっている。
 共に傍聴規則に白杖に関する記載はないが、携帯を認める衆院に対し、参院は危険性を理由に白杖は着席時に預かり、終了時に返却するという対応を取っている。
 このような現状に対し、「白杖は目の代わりであり、体の一部である」との認識が広がるよう、取り組みを続けていく必要がある。
 次に点毎の全盲記者が、白杖で一人歩きしながら取材にしている記事を紹介致します。
  「記者の目、白杖が自然な風景に」
 白杖や盲導犬を使って一人歩きする視覚障がい者が、怪我をする事件等が続いた。
 ネットでは「見えないなら歩くな」という書き込みも見られた。かっては盲導犬を使い、現在は、白杖による単独移動で、取材活動をしている全盲の私にとって、事件は他人事ではなく、偏った見方には怒りさえ感じる。
 トラブルや偏見を無くす一番の方法は、障がい者の歩行の現状が的確に報道されること、そして、何より当事者や関係者が声を
上げ、社会の理解を深めることに尽きると思う。
 一人歩きの視覚障がい者は、様々なトラブルに遭っている。特に多いのは自転車に杖が引っ掛かって折れてしまう被害。肩が触れた為に平手打ちされた暴力とか、「本当は見えているのだろう」と
言葉の暴力を受けた。
 近年は、歩きスマホの歩行者との衝突が増えている。それでも、単独歩行を選ぶ視覚障がい者は多い。嫌なことより良いことが多いと実感しているからだ。
 横断歩道近くの住民が、青信号になったと教えてくれたり、通勤時の乗り換えで、通勤客が誘導してくれたりというエピソードは数知れず、街中での出会いが、障がい者と健常者の距離を縮めてくれているのである。
 福祉制度が進み、街を歩く視覚障がい者は増えた。教育現場での福祉の取り組みも珍しくない。
 だが、「白杖は視覚障がい者の体の一部」、「点字ブロックは
視覚障がい者の道しるべ」といったことさえ、未だに充分伝わっていない。
 こんな状況を変えられるのは、障がい者当事者や支援を続ける
関係者らによる生の声と積極的な実践だろう。
 障害の有無を越え、互いが歩み寄ることで、新たな体験の場が
生まれ、理解が深まり、大きな動きになる。
 「街を行く人達と共に社会を変えたい」という思いを胸に、全盲記者ならではの発信を続けたい。

 白杖の使い方講習会のお知らせ

 白杖を使って安全に歩行出来る様、正しい白杖の使い方講習会を、継続的に開催致しておりますので奮って受講してください。
【講習日時】 六月二十四日(水)・七月二十二日(水) 
午前十時〜十二時・午後一時〜三時 各二名ずつ。

 府視協行事のご案内

○サウンドテーブルテニス大会

【日時】七月十日(金) 午前九時半〜四時 【場所】府立体育館
【申込締切】六月五日(金)

○福祉大会
【日時】七月三日(金)午後一時 【場所】クレオ大阪(天王寺)
【申込締切】六月五日(金)

 同好会ご案内

○歩こう会
六 月

【日時】六月二日(火)服部川駅前十時集合

【行先】八尾市内古墳めぐり、約四キロ、案内人の説明付き。

【昼食】大阪経済法科大学で学食
【申込締切】六月一日(月)
七 月

【日時】七月七日(火)阪急梅田駅改札口午前十時集合

行先 キューピーマヨネーズ伊丹工場見学 伊丹スカイパーク散策。

【申込締切】六月三十日(火)

 ○短歌の集い
【日時】未定 【場所】社会福祉会館憩いの部屋

 ○温水プール【日時】未定

 ○カラオケ教室
【日時】六月五日(金)・七月十七日(金)
【場所】カラオケアロー午後一時半〜

 ○グランドゴルフ
【日時】六月四日(木)・十日(水)
    十八日(木)・二十四日(水)
    七月二日(木)・八日(水)
    十六日(木)
【場所】曙グランド

○三味線教室

【日時】六月十一日(木)・二十五日
    (木)・七月九日(木)・二十三
    日(木)
【場所】社会福祉会館憩いの部屋

新同好会のご案内

○ドライブ同好会

 日頃、働いている都合で土・日の休日しか行事に参加出来ない
会員の人達のために、車(セレナ)で郊外にドライブを楽しむ。
【日時】休日(土・日・祭日)

六月の予定

【行先】吉野・川上村方面

【行程】川上村にあるあまり知られていない秘境の滝の見学・天然温泉「薬師の湯」入湯。

【参加費 交通費500円、昼食・入湯料(250円)は自己負担。


お知らせ

○フーセンバレーで八尾チーム受賞

去る五月三日(日)、舞洲で開催されましたフーセンバレー

「西日本大会」で、八尾チームが「チームワーク賞」を
受賞致しました。当会からは有田さんが出場されました。
受賞おめでとうございます。

○新ヘルパーのご紹介

八尾市北木の本 横山やよいさん

八尾市南本町 堂原一生さん


道路工事のご案内

場所及び工事期間


福万寺町七丁目〜八丁目 
四月二十三日(木)〜六月二十六日(金)

東山本四丁目

五月二十五日(月)〜七月三日(金)


大字大窪〜服部川一丁目

六月一日(月)〜二十八年三月三十日(水)


東山本新町六丁目

五月十八日(月)〜十一月三十日(月)


東山本新町四丁目

一月二十二日(木)〜十一月三十日(月)


八尾木北五丁目〜四丁目

五月二十五日(月)九月四日(金)


東本町五丁目

五月十八日(月)〜九月十八日(金)


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