白い杖   第261号

          発行日 平成30年1月1日
          発行所 八尾視覚障がい者福祉協会
          発行人 重丸 京子
          編集人 渡邊 節子


親類

 平成三十年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 新年のご挨拶

八尾市長 田中 誠太


 八尾視覚障がい者福祉協会の皆様には、平素より、本市の障がい福祉行政の推進に格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
 一昨年に、「障害者差別解消法」が施行され、障がいや障がい者等への理解が次第に深まっているところです。昨年十月に発生した台風二十一号の際に一部地域に避難指示や避難勧告を発令するにあたり、障がい者等の災害時における避難行動への配慮の大切さを実感いたしました。日々の暮らしのなかで、様々な困難を抱えて生活されている状況を改善していくためには、障がいの有無にかかわらず、誰もが安心して暮らすことができる社会をつくっていくという認識を社会全体で共有していくことが重要であると考えています。
 本市といたしましては、障害者週間や障がい者フォーラムをはじめ、ヘルプカードの普及等を通じた障がい者等の理解促進に向けた取り組みを行うとともに、障がい者等の社会参加の促進や地域全体で支える仕組みづくりを進めてまいります。
 さて、本年四月には、市制施行七十周年を迎えるとともに、「中核市やお」としてこれまで以上幅広くきめ細やかなサービスを提供できることとなります。「まちは人 やおは人」の理念のもと、一人ひとりの障がい者等に真摯に向き合いながら、保健・福祉・医療の一層の連携を図り、住み慣れた八尾の地で誰もが安心して住み続けられるまちをめざし、市民サービスのさらなる向上に取り組んでまいりますので、皆様には、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
 結びに、新年が皆様にとりまして、幸多き年となりますようご祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。


年頭にあたって

会長 重丸 京子


 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 会員の皆様方には清々しい元旦をお迎えのことと存じます。
 さて、「障害者差別解消法」が施行されて早や二年目に入り、府・市をあげて公共交通機関、商品、サービス、福祉サービス、医療、教育等各分野別に合理的配慮を行い、相談窓口として基幹相談センターが設置されています。
 しかしながら、市の努力にもかかわらず、相談件数が少ないのが現状であり、我々障がい者にとって大・小無数のバリアが存在しているのに何故なのだろうかと考えさせられます。
 一番考えられることは、障がい者は長年の不便な生活に慣れきってしまっていて、障がい者だから不便であっても仕方がないとの諦めの境地でそれなりの工夫をしながら生活しているのではないのでしょうか。
 「障害者差別解消法」の理念は、人がひととして支え合い共に生きる自立支援社会づくりであり、健常者も障がい者も共に生きて当たり前の心がやっと芽生えてきた証拠であり、今までの不便な生活から脱却し、市民の一員として自立し、地域で豊かに充実した生活の実現には、我々当事者自身が声をあげなければなりません。
 食堂には点字メニューがない、スーパーには商品の案内人がいないので内容が分からない。図書館の読書支援、段差が多い建物等ちょっと考えても合理的配慮を求める事例が多数ころがっているのが現状です。相談窓口へお気軽に足を運ばれ、充実したより良い日々の暮らしを目指してください。
 今年は、当会も設立七十周年を迎えますが、これを機にまた大きく飛躍し、全ての会員が居心地の良いほんわかと温かい雰囲気の会になるよう努力いたしますので、皆様よろしくご協力くださいますようお願い申し上げて新年のご挨拶とさせていただきます。

初釜のご案内


 新春を愛《め》で例年の如く、初釜を催しますので多数ご参加くだ

さい。お茶をいただきながら三味線の伴奏で、皆で歌ったり、

おしゃべりしたり、にぎやかなひと時をお過ごしください。

【日 時】一月十九日(金))午後二時から
【場 所】生涯学習センター四階「和室」
【参加費】五百円(付添いも同じ)
【申込締切】一月十二日(金)

会員研修会のお知らせ


【日 時】一月二十六日(金)午前十時〜十二時
【場 所】市立社会福祉会館二階「集会室」
【講習内容】@「福祉医療制度の改正について)」
        八尾市障がい福祉課職員
      A「障がい者の父親でよかった」
      八尾市有功者 伊藤《いとう》 輝夫《てるお》 氏
【申込締切】一月十九日(金)

      なお、役員の方々は十二時半より、野菊の会、コスモスの人達との懇親会を「新竹」で開催します。


パソコン講習会のお知らせ


 パソコンははじめての方も大歓迎、すべて音声ガイド(スクリーンガイド)を使っての講習会を行います。また、パソコンはあるんだけどわからないことが多いと思われる方も受講生の希望に応じた講習内容を行います。
 パソコン講習会を次の日程にて行います。
 講師は、岡村 孝次(おかむら・こうじ)先生です。
【日 時】二月一日〜三月八日の毎週木曜日の連続六回
     第一グループ 午前十時〜十二時
     第二グループ 午後一時〜三時
     それぞれ二名ずつ予定しています。
【場 所】沼卯ビル二階二〇三号室
     (市立社会福祉会館向いビル「ゆうあい作業所」)
【申込締切】一月二十六日(金)
      申し込みなどお問合せは事務所まで。


第二回ボッチャ大会の開催

 八尾中央ライオンズクラブ主催の第二回ボッチャ大会が次のとおり開催されますので奮ってご参加ください。
 【日 時】二月三日(土)午前十時から

【場 所】市立総合体育館(ウイング・メインアリーナ)

【申込締切】一月十二日(金)までに当会事務所まで申し込んでください。

 東京パラリンピックの競技のひとつになっているボッチャ大会に多数参加されて楽しいひと時をお過ごしください。
 中央ライオンズクラブは、タンデム自転車二台を当会にご寄付していただいたり、障がい者に深いご理解を持っておられるクラブであります。

同 好 会 ご 案 内


○  歩こう会

【日 時】一月九日(火)阪《はん》堺《かい》線天王寺駅地下一階乗り場(阪堺電車)午前十時集合。

【行 先】住吉大社。

【行 程】住吉大社参拝、住吉公園散策。

新年会を兼ねて食堂「まほろば」で箱膳を賞味。

【参加費】食事代二千円(付添いは千円)

 【申込締切】一月五日(金)

○ 短歌の会

未  定

○  カラオケ教室

【日 時】一月十九日(金)午後一時半〜三時半

【場 所】「カラオケアロー」

○  グラウンドゴルフ

 【日 時】一月十日(水)、十八日(木)、二十三日(火)
      三十日(火)
 【場 所】安中青少年運動広場
○タンデム自転車

  一月の第二月曜日の八日は、祝日(成人の日)のためにお休みです。

○ドライブ&温泉
 【日 時】一月二十八日(日)社会福祉会館午前十時集合

 【行 先】吉野・光明《こうみょう》石《せき》温泉「黒滝《くろたき》の湯」、道の駅

 【行 程】大和路、森のオアシスの道の駅で昼食後、森の交流館にある光明石温泉の木の香りいっぱいの黒滝の湯に入湯。

 【入湯料】六百円

 【参加費】五百円(付き添いも同額)

【募集人数】三名(応募多数の場合は抽選)

   【申込締切】一月十五日(月)

○  お一人様会

【日 時】一月十六日(火)午前十時〜午後一時

【場 所】八尾市立障害者総合福祉センター(きずな)二階。

【内 容】午前十時〜十二時・カラオケ、十二時から昼食。

【参加費】弁当代三百円

【申込締切】一月九日(火)


お 知 ら せ


○  日常生活用具の指定の追加について

毎年開催されている要望会議での願いが通じ、今年から次の二品目が日常生活用具に新たに追加されました。

  ? テレビ音声付きラジオ

    地上デジタル放送やAM・FM放送、災害時の緊急放送が受信できます。

  A 触読式振動時計

    時計の針の振動時間により、現在時刻が分かる時計です。

    会議等音声で知らせる時計が利用出来ない場所では重宝です。価格は音声時計とほぼ同じです。


 ※触読式振動時計については、事務所の机の上に置いてありますので、是非とも一度お試しください。

○  ファミリーコンサート「オーケストラで聴くジブリ音楽」

 【日 時】三月十日(土)午後二時開演
 【場 所】プリズムホール(八尾市文化会館)大ホール
 【内 容】ジブリ映画の名曲をお届けするコンサートです。

      「となりのトトロ」の主題歌をうたう井上あずみさんと、「千と千尋の神隠し」の「いつも何度でも」をうたう木村弓さんも出演する感動のコンサートです。

 【入場料】一階席 一般 千五百円、高校生以下 千円
      二階席 一般 千二百円、高校生以下 七百円
 【問い合せ先】 プリズムホールチケットカウンター
         電話 ○七二―九二四―九九九九

時事あれこれ


   大丈夫ですか?「認知症」

 最近友人との会話中で話題の相手の名前がすぐ出てこない、しばらく経ってからやっと出てくる、認知症の始まりか。長生きすれば誰もが認知症になるらしい。認知症は「なりたくない、親にもなってほしくない」病の代表格。高齢になるほど認知症の割合は増える。つまり長生きすれば、いつか誰もが認知症になるのだ。脳の細胞が死んで働きが悪くなり、脳機能が低下し、日常生活に支障を来す状態。今のところ根治できない進行性の病である。出来るだけ早く気付く事が最も重要になってくる。早く気付くポイント。代表は物忘れ、人の名前がなかなか出てこない、体験したことを忘れてしまう、新しいことが覚えられない、物をしまった場所を忘れ探し物が多くなる、嗅覚障害(においに鈍感になる)。
 「認知症に気付くチェック」
  □何かしようと思っても、何をするのか忘れてしまう
  □以前には出来ていた仕事・家事ができない
  □小銭を使わず財布にたまっていく
  □通いなれた道に迷うことがある
  □身だしなみを気にしなくなる
  □何度も同じ話をし、同じ質問をする
  □しまい忘れ、置忘れでいつも探し物をする
  □やる気なく、何をするのもおっくうになる
  □もののにおいがしない、区別がつかない

  
「きょういく」と「きょうよう」の
     無い人はダメ人間になる?
 人生僅か五十年をとっくに過ぎたが高齢化社会がますます進んでいる今の世の中何を頼りにして生きるのかと言う疑問をもつときがある。毎日の仕事と奉仕活動・会合・飲み会等結構忙しく一週間は束になってアッという間に過ぎ去る。
 早期退職して悠々自適、優雅に暮らしている友人が何人かいる。現役で働いている者は皆羨ましく思っているが最近その仲間のAさんに変化が起こった。長い期間と一日の時間を持て余して今では何をどうしていいか分からなくなり病院通いが続く「痴呆症」の始まりか?何かで読んだ高齢者が元気に暮らすためには「きょういく」と「きょうよう」が必要だと「教育」と「教養」ではなく「今日行く所がある」「今日用事がある」という事だ。やはり年を取ってから用事もなし友達もなしという孤独は寂しい限りだ。これから高齢者になる人達は今からでもいいから多くの友達をつくっておくことだ。ところで件《くだん》のAさん時々誘い出しているが大分元気を取りもどしたようだ?

※  いずれの記事も、「八尾タイムズ」の漫歩景からの転載です。


道路工事のお知らせ

場所及び工事期間


○  公共下水道工事

恩智北町二丁目地内他

     平成二十九年十一月二十四(金)〜三十年一月三十一

(水)


恩智北町四丁目地内

平成二十九年十一月二十七日(月)〜三十年九月二十八

日(金)


教興寺四丁目地内他

平成二十九年十二月四日(月)〜三十年六月二十九日(金)


○  水道管布設工事

上尾町九丁目

平成二十九年十一月二十四日(金)〜三十年三月十六日(金)


○  道路拡幅工事

渋川町六丁目地内

平成二十九年十二月十一日(月)〜三十年一月三十一日(水)


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