白い杖　第２９４号

発行日　令和４年４月１日

発行所　八尾視覚障がい者福祉協会

発行人　重丸　京子

編集人　木村　　滋

新年度を迎えて　　

令和２年度と３年度は新型コロナウイルスに振り回された２年間でした。特に第６波の期間はオミクロン株の出現によってかってない程の感染の拡大を招き、高齢者は勿論のこと、若年世代や子ども達にも感染が急速に拡大して、大きな社会問題となりました。

今回の第６波も第３回目のワクチン接種の推進によって漸く落ち着きを取り戻しつつありますが、専門家の間でも第４回目の接種が取り沙汰されています。

また、一部の専門家によると、コロナウイルスは鳥インフルエンザウイルスや新型インフルエンザウイルスの変異とは異なり、ワクチンを欺く変異をすることによってワクチンの効果をなくすると言われており、もうコロナ以前の世界に戻ることは不可能とも言われています。

このような危機を打開する切り札として、万能ワクチンや特効薬（飲み薬）の一日でも早い開発が待たれますが、それまでの間、マスクの着用や手指の消毒、３密の回避などの基本的な感染防止策に務めてください。

このような状況下であっても、当会としては、会員の生きがいと健康の保持・増進を図るため、感染防止策は勿論のこと、様々な工夫を凝らして令和３年度に予定していた行事や事業の大半を実施することが出来ました。

これは、ひとえに会員の皆様方のご理解とご協力の賜物であると役員一同深く感謝しているところであり、団結する意義を改めて痛感したところであります。まさに、「数は力なり！」です。そのためには、何とかして会員を増やして、組織の拡充を図らなければなりません。会員を増やす一番の方法は、会員自らが「入会したらこんなに愉しいことがいっぱいあるよ！」と、あらゆる機会を捉えて訴えていただくことだと思っています。

本会としましては、今年度においても、新型コロナ禍に負けずに事業等を実施して、私達視覚障がい者の存在を、市民の方々に身近に感じていただけるように努めてまいる所存でありますので、会員の皆様方のご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。

令和４年度定期総会の開催について

　令和３年度定期総会及び懇親会も、令和２年度同様新型コロナウィルス禍のために開催出来ず、書面にて議案の承認を得ることになり、会員の皆さん方には、多大なるご迷惑をお掛けすることになり誠に申し訳なく思っています。

今なお新型コロナ禍は収束していませんが、ワクチン接種の推進や飲み薬の開発等によって一筋の光明が差し始めています。

定期総会及びその後の懇親会は、多くの会員が一堂に会し親睦を深める機会であり、今年度については下記のとおり開催したい所存であります。

今年度の総会は会場の関係もあって、例年よりも遅く、しかも月曜日での開催となりますが、総会終了後は、場所を「新竹」に移して「懇親会」も開催しますので、会員の皆様方におかれましては、是非ともご出席くださいますようお願い申し上げます。

総会では、令和３年度に実施しました事業等の報告と、令和４年度の運動方針案及び事業計画案を審議していただくと共に、役員（正副会長、会計及び会計監査）の選出も行います。

承認された後は、運動方針や事業計画等に基づいて、本年度の行事・事業を実施してまいります。

詳しくは、別紙「令和４年度定期総会及び懇親会の開催について（ご案内）」をご参照ください。

　【日　　時】令和４年５月３０日（月）

① 定期総会　午前 10 時～ 12 時　八尾市立社会福祉会館２階「集会室」
② 懇親会　午後 0 時 30 分から「新　竹」